脳内アナフィラキシーショック バイトn回目
いつかバイト初日の話をしました。
これですね。あの頃はまだ元気でした。んん。でも、何日かやって、これはまずいなと思いはじめました。
あらかじめいっておくと、これは店の責任では決してないです。これをなくすには魚を売るなって話やし、そんなこと島国日本は許しませんから。みんなおさかな大好き。
改めて言っておくと、いまの私のバイトはスーパーの鮮魚の清掃です。おそらくゆめたもハローズもラムーもイオンもおんなじかな。うちはむしろ奇麗なほうかもしれない。深海魚とかサメとか扱わんしさ。
まあ、それでも臭い。汚い。まああ臭いこと。鮮魚コーナーのおよそ50倍の臭いがありますよ。
持ち場にはどうしても生首とか内臓とか飛び散ってるんです。写真は絶対に撮れません。バイトテロどころか逆飯テロですよ。
まあ、これは、仕方がないんです。私もプライベートで捌きますが、水をかけながらでもある程度は飛んでいきます。
臭いといえば、特に、うちは魚の内臓をバケツに入れて業者に渡し、コンポストにしてもらってるんですけど、返ってきたバケツがひどいのね。最近気温高いし、半ば腐った茶色い血だとか…
学部内でもおそらく一二を争うほど汚いものに耐性のある私が本気で逃げるレベル。
でも。問題はそんなことじゃないんです。私にとっての問題は、
4時間ずっとひとりぼっちなこと
もし二人なら、「やば!くっさ!ちょっと来てくださいよ~爆笑」みたいな冗談が言えるんですけどね。咳をしても一人。嗚咽しても一人。
むっちゃ悲しいのね。特に私はめちゃめちゃさみしがり屋やから。もうつらいのね。
泣きそうなのでございます。
今週は月火水連続で入ってたんやけど、一番ひどかったのが火曜日。仕事量も臭いもこの日が一番。
でも、もっとひどかったのはこの後。10時に仕事終わって、0時半に布団についたんやけど
まず
虫の甲高い鳴き声が発泡スチロールの擦る音に聞こえる(発泡スチロール箱の片づけが最初の仕事なんやけど、この箱が城壁のように重なってて入るなり絶望するのね。)
そして
微妙な香りの変化にめっちゃ敏感になって、しかもすべて腐った血の匂いに感じる+サバやブリの頭の山が脳裏に映る。
もうこれが地獄でさ。3時半まで寝付けんやった。
で、この匂いがやばいって経験が、翌日の臭い(この日はそんなに)を倍増させたのね。これがタイトルの脳内アナフィラキシーショック。
もう放棄したかった。でも、やっぱり一人やから。私しかいない。やらないと衛生的にね。
この日も四方を取り囲む白い発泡スチロールと闘って、少し傷んだ内臓を処理して。。。
バイトの目的って、そりゃ最重要ポイントはお金を稼ぐこと。でも、せっかく時間を使うんやから、社会勉強に充てたり、楽しくやったり、新たな技能を身に着けるってのも大事だと思う。
そりゃ私訛りはひどいさ。でもそれはため口の場合やし、ある程度敬語も使えるし。接客でも十分やれるポテンシャルはあるはずなのよ。それも経験やけどさ。いろんな経験積みたいよ、なんにもないから。このままじゃ、たださみしい人でしかない。