溢れんばかりの幸せを書き残したい〜宮キャンの夜〜

宮島には厳島神社こそあるものの、その裏側は民家すらない自然が広がっています。キャンプ場はそこにあるのですが、砂浜の海と山に挟まれた離島らしい風景です。

 

 

 

私達はそこにテントを立て、準備をします。しかしテントの環境が悪く、イベントが夜中の1時までかかってしまったりするので、ずーっと起きてる人も一定数います。

私もそう。上着を取りに少し席を外してついでに書いていますが、今夜は恐らく徹夜です。現在朝の3時半。

 

 

砂浜には、電気がほとんどついていません。家なんてありません。真っ暗です。私たち以外誰もいません。

 

 

 

 

正直、今から書くものをネタにしようか迷いました。満たされたものが大きすぎて、文才のない私の力では言葉に出来ないからです。でもこの記憶を消さないためにちょっと頑張ります。宮キャンの総括はこの次になりそうです。

 

 

1時にイベントが終わったあと、後片付けをして、事前に買っておいた花火を持って起きてる人で海岸に行きました。

 

2時頃から花火を始めて、やっぱ綺麗だなって思ってたら、周りがみんな何故か仰向けになって寝てるんです。

 

 

 

私も真似してみた。

 

 

 

 

 

空には満天の星空が。コンタクトを入れている私には、プラネタリウムより綺麗な星が輝いて見えました。高性能のカメラがあれば…

 

さらにこの時、ある奇跡が起きていました。それは

 

 

 

 

ペルセウス座流星群

 

 

先に寝っ転がってた友達が、「流れ星見たよ!」と言うのでハットしました。お盆の少し前に訪れるやつがあった!!ってね。

 

なんて幸運。学部で来た宮島にこんなサプライズがあったとはね。ピークは13らしいけど、十分すぎる流れ星を、みんなで砂浜に寝っ転がって見させてもらいました。わたしは見逃しましたが、大きな青い流星もあったんだって。

 

 

 

さらにもうひとつ。バンドをやってる友達がギターを持ってきていて、ちょうど浜辺に来てくれたんです。いわゆる弾き語りライブですね笑(しかもリクエスト可)

 

 

空の下でセカオワの眠り姫とかスターライトパレードとか。ホントに感動して今まで聞いた中で1番じゃないかってくらいで。後者は歌詞が風景、大学生の日常そのまんまでしたし。(知らない人は一番下に抜粋してますので参考にどうぞ。)

 

 

 

 

満天の星空。波、ギター、歌声、遠くの虫の音。潮の香り。砂のザラザラした感触。五感全てが自然と人の輪を伝えるような、これ以上ないかのような幸せな気分でした。


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結局、これは朝まで続きました。みんなで朝焼けを迎え、ある者は片付けに、ある者はそのまま寝てました。とにかく夜の間ずっと、寝るのも惜しい時間が海岸を流れていっていたんです。

 

 

 

 

 

 

彼女がいるだとか、お金がいっぱいあるとか、幸せの定義は人それぞれです。が、私たちの今回の記憶はそんな所有欲だとか物欲には全く当てはまるものではありません。

 

身近で、私を助けてくれるものを得たこと、それを全身で感じ取れたこと、その時間を共有出来たこと。

 

私が以前書いたような、「包まれるような感覚」。そこから生まれるえも言われぬ安心感。自然って、仲間って、いいな。

 

 

 

 

 

 

追伸。次の記事で書きますが、この徹夜で翌日とてつもなく体が重かった…

 

 

 

世界の終わり    スターライトパレード 

歌詞   抜粋

 

〜Welcome to the Star right parade  星が降る眠れない夜に     僕達を連れていったあの世界   Please take me the Star right parade  星が降る眠れない夜にもう一度連れて行ってあの世界へ〜

 

〜眠れない僕達はいつも夢の中   太陽が沈む頃僕らはまた1人だね  僕のひとつの願いは綺麗な星空にまた消えていくんだ〜

 

 

 

〜僕達の文明が奪った夜空の光〜って、ホントそうだなぁ。今はもう自然の中でしかこんな夜空は見れないもの。