身を任せるのも... 4
1~4と番号打って書いてきたけど、これが最終回なのかもしれない。理由は免許がもうすぐ取れるから。
私の学部には、様々な人がいます。その中でも1番心に余裕があって優しい人がいるんですけど、この前食堂で2人で喋る時がありました。
普段私は真面目な話なんかしないし、彼は男なので私は尚更バカになりますので、少々小っ恥ずかしかったのですが、こう質問してみました。
「自分のこと好き?」
って。
彼は熟考していました。と言うより、ピンと来てない顔してましたね。何なんやお前って思われとるかなって思ってたら、
「えー、分からん。考えた事ねえ」
その後
「特に考えとらんけ、嫌いでは無いと思う」
つまり、彼は自然体です。そうです。何も考えちゃいないんです。
私はその後、無駄話をしながらこう考えていました。
優しい人なんて実際には存在しなくて、相手のhelpにどれだけ気づけるか、そのhelpを受けてどう動くかの差なんだろう。
それを生み出すのは心の余裕だったり、広い視野だったりする。
自分が嫌いで、そのことをずっと考えている私は、元々空いていた心でそれを埋めていたのかもしれない。自分の悪い所ばっか見続けて、他の人なんか見えなくなった。その結果、周りが見えなかったり、自分や、時には相手を落とすようなことをしていたのではないか。
彼にももちろん、その大小はあれど悪い所はある。でも、やはり人間、全てを解決することなんてできないし、それこそ無謀な求道者なんだから、
あるがままの自分をある程度受け入れること、好きか嫌いかとか、どこが悪いとか考えないでおくのも、私の弱点克服、成長の一手なのではないか。
そんな気がした。
なんかやたら短いけど、大きな気づき。
進め。進め、