ライバルの存在

私には弟がいます。6歳離れた弟で、中一になります。

 

私と弟は、顔こそ少し似ているものがありますが、中身は180度異なります。外で遊びたい私と、ゲームしたい弟。

 

 

6年も離れると小学生の遊びも大きく変わるものですね。と言うより、ここ最近のゲームの進化、台頭が凄まじいのでしょうか、彼らは小さいころからゲーム、ゲームです。いまでも。休日の公園、川にも子供の影はありません。

 

 

これもその影響なのかは知りませんが、勉強も、スポーツにも、兎に角やる気がなく、すべてのやる気がゲームに向いています。この年で「自分でゲーム買うけクリスマス現金がいい」なんて言いますかね。現実世界に興味がないのかしら。

 

 

それでも弟は一応卓球部に入ってはいます。部員もそこそこいるらしく、少し前には県大会やその上にも行ってたみたいです。情報や記憶が曖昧ですが。

 

 

親の愚痴を聞く限り、卓球も勉強も気持ちが入ってなくて、現状を理解してなかったり(逃げてたり)適当にやってたり。

 

先日の新人戦も互角の力の1年生に気持ちで負けて1セットも取れなかったって。

 

気持ちで勝ちにいく私とは逆だ、とも言ってました。

 

 

 

 

かといって私も、定期テストは中学3年の頃からてきとーになったし、今も何かに躍起になってるか…と言われると、ね。

 

 

 

過去の私と、今のわたしや弟の間の差、

 

闘争心の有無の差、

 

 

 

それは、ライバルの有無じゃないのかな。

 

私も中一の頃は成績が良くなくやる気もなくて、目標もなかった。勝ちたい相手ができてから、負けたくなくて力を上げた。定期テストは副教科(大苦手)があってやる気なかったけど、模試とかになるとそいつと毎回1点2点の接戦をしてた。

 

私が全力でボートしてたのも、相手を倒さないとインハイいけなくて、しかもそいつらが過去見ないくらい強かったから。

 

 

私が試合中に滅法強いのも、全力で倒しに行ったり、気持ちで勝とうとできる相手がいるから。

 

 

 

結果、私は志望校に行ったし、インハイ予選にも勝った。サークルではあるけれどチャンスでヒットが打てたり、勝負を楽しむようになった。

 

 

それはもちろん、確固たる目標があったからなんだけど、それを作ってくれたのは、ライバルがいて、そこまで引き上げてくれたから。

あいつがいなけりゃ東筑なんて言わなかったし、八幡工業がいなけりゃインハイにだって固執しないもの。

 

 

目標のために全力で努力して、それが結果に繋がり思い出になる。今私は、インハイに行ったことより、努力とチームワークの末に格上の相手を倒したことを誇りにしてる。

 

 

 

 

結局やっぱりこれなんやけど、他人の力ってすごく大事だからね、

 

 

あいつも一回全力で努力して、その挙句ぼこぼこに負けんかな。きっと何かに気づくでしょう。何か変わるでしょう。